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たまには本でも読んでみよう:ジーンワルツ 海堂尊 [読み物]

 NHKの「マドンナ・ヴェルデ」があっけなく終わりましたねぇ。本とは随分違った終わり方でしたけど。

 さて、その「マドンナ・ヴェルデ」の姉妹編?がこちらの「ジーン・ワルツ」です。ジーン・ワルツは菅野美穂さん主演で映画化もされてます。

 本は、ものすごく感情移入できなくて、主人公の理恵さんに嫌悪感すら抱いてしまいそうになってしまうような話です(あくまで個人的な感想)

 妊娠してすぐ堕ろしたいと思う母親は、きっといつかどこかで、子どもを殺す。大きく育ててから殺すと、苦しみも哀しみもずっと大きくなる。それならタマゴのうちに殺した方がまだ耐えられるでしょう?

 主人公の言葉です。これ、お医者さんの言葉じゃない気がします。

 あらすじは、理恵さんは代理出産とかを認めて欲しいと思っている女医さん。でもって、その理恵さんは子宮の病気で子宮摘出。自分では産めなくなってしまった彼女は、自分の母に代理出産を頼むんです。日本では代理出産は認められていないにもかかわらず。他にはヤンママ、人工授精の末に授かった高齢妊婦、無脳症の赤ちゃんでも産もうとする妊婦達の話が書いてあります。

 「そうまでしても自分の子供が欲しい気持ちはわかる」と思えるのですが、手段が結構、私は嫌でした・・・・・・自分の遺伝子ならいいのかっ!!と。主人公に遺伝子を操作する権利があるのかしら・・・と。

 でもまぁ、妊娠、出産は奇跡!なのもこの本を読んでよーくわかりましたし、出産シーンの話では、泣いてしまったりしたんですけど、どうも、主人公が好きになれなかった猫ごはんなのでした。

 赤ちゃんができれば母親の準備は自然と追いつくし、赤ちゃんは世界を一変させる力を持っているってこと。

 たしかにそうなのだとは思います。

 


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