トメトーーーーク その74 お盆なので

　世間一般ではお盆です。

　ですが、今年はコロナで実家に帰れず。墓参りもできず(私の両親はまだ生きてますが)。

　義父の墓参りをお盆前に私のみ行き(ハムパパは、行きたくないらしい)、おトメさんは元々墓参りは「嫁いできたので関係ない」そうで(自分の夫の墓でもそうらしい)、行きません。

　子供に戻っているので、家に帰る！とグループホームで暴れ、とりあえず、うちの家に連れて帰りました。

　でも、自分の家ではないので(２ヶ月くらい住んでいた家は、引っ越ししたので)、ここじゃない、自分の家はここじゃない！らしく、落ち着く訳もなく。

　帰る！帰る！連発。

　ハムパパは、もちろん、会社。ハム太郎に「おばあちゃんが脱走しないように見張ってて」と言いながら、私は、お昼ご飯の用意。

　とりあえず、お昼ご飯はホームの分はキャンセルしたので、こちらで用意しないといけない訳で。

　食べに行くか、テイクアウトしようと思ったんですが、車に乗ったとたんに騒ぎ出すし、食べに行くなんて事はできなさそうなので。

　内臓疾患は全くないので、何でも食べる事ができます。白身魚しか食べないし、ご飯も雑穀米。

　うなぎが好きらしいので、うな重にしました。たまごのお吸い物と。

　がっつり、全部食べてくれました。

　「薄味だよね」と言いながら。うな重のたれで、ご飯が茶色になってますが、そこにまだ塩かけるんですか？お吸い物が醤油で茶色になってますが？なんか、きちんと作った私がかわいそうだよ！と言いたい。でも、認知症で、味覚がおかしくなってるのかな。

「おばあちゃん、そんなに醤油かけたら、飲めへんと思うけど」とハム太郎が言ってましたが、病気なんで仕方ない。

　ご飯食べて、しばらくしたら、「ご飯まだかねぇ」と、お約束のやつ、きましたー！

　あられ食べました。

　「帰る」言い出しました。

　お菓子食べて、帰る！言って、それを繰り返し、ホームに送って行きました。

　頑張ったら、お泊まりとかもできるかな？と思いましたが、ダメでした。

　結局、私が疲れただけのような。

　やはり、ホームで暮らしていただくのが、本人の為にはいいのかな、と思った１日でした。

　おトメさん、認知症になってなかったら、どうなってたんだろうか？とふと考えました。

　きっと、嫁とは認められてはいないんだろうなぁ。今でもそうだけど。

　嫁の条件

　かわいらしい

　美容師

　新潟出身

　女の子の双子産む

　のが条件みたいなので、私が嫁ときいた時は、ショックだっただろうと思います。孫も男の子だし。

　

　認知症になって、幸せなのかも、な、わけないか。