たまには本でも読んでみよう アルスラーン戦記 [読み物]
荒川弘さんの漫画がアニメで放映中のアルスラーン戦記。
私の中ではもうとっくに完結しているものだと思っていたのですが、まだ完結してないっ!小説は田中芳樹さんが書いてます。
たしか1巻って私が中学生くらいのときだったような。
そして、全16巻予定らしい。
でもって、今年5月ころに最新刊の15巻が出たらしい。
ということで、読んでみました。
もちろん、1巻から15巻まで。
もうねー、読んでから、どんより感というか、がっかり感というか、なんというか・・・・・・
これから読もうと思っている人は1部だけ読んでください。
2部は読まなくてもいいかと。いや、読まない方がアルスラーンはいい本だわ!と思えます。
2部は、蛇王復活の話なもんで、魔法?魔術?VS人間。
無理やんかーーー。
ネタバレもあります。ごめんなさい。
1部は、王都奪回!めでたしめでたし!
2部からは、蛇王が復活しますーーー。パルスぐちゃぐちゃになりますーー。人が死にまーす。
さすが!「皆殺しの田中」
銀英伝のキルヒアイスの死に方もヤン提督の死に方も「え?」てな感じでしたが、ナルサスの死に方も「え?」です。
はぁぁ?てな感じです。
そもそも、死ぬフラグが立ちまくっているので、こりゃ死ぬな、ナルサス!とは思っていたのですが、でも15巻を読むまでは、大丈夫か?とも思っていたのですが。期待は裏切りません。死ぬフラグ通りに死にました。
まさしく「俺、もうすぐ死にますから」みたいな行動。
そもそも、サプール城にあんまり兵も連れていかずに籠ってしまう。アルフリードといきなり結ばれる。もうね、死にます感満載。
でもさーーーーー、いくらなんでもあの殺し方はないんじゃないですか!犬死やんか。
そして、アルフリードまで死んでしまうなんて。ナルサスの最後が「にげろ」っていう言葉って。がっかりです。
アルフリードをかばって死ぬならまだしも・・・・先に死んでしまうし。
しかも、ヒルメス殿下に殺されるって。1部では互角だったのにあっさり?年には勝てないのか?
ヒルメスも、そんなにナルサス嫌いじゃなかったのに?ブレブレやーーー。
これで、16巻で最終だと、アルスラーンも死んじゃう?
2部は読まないで、1部でアルスラーン戦記は完結と思った方がいいかも、です。
あ・・・・・愚痴しか書いてないわ。
いや、でも、がっかり感が満載だったもので。
荒川弘さんも漫画、1部で終わってください・・・・・・。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,316 円
まえは、アルスラーン戦記、角川書店で表紙も天野さんだったんですよねー。
カッパノベルズ・・・・うーん。
私、まだ本気出してないだけ!と思ってしまう「俺はまだ本気出してないだけ」 [読み物]
久しぶりに漫画本をマジ読みしてしまいました。
自分で働くようになってからの毒女ヲタ時代、結構、漫画本や小説を大人買いしてた時期があるんですが、おとなしくなりました(そのかわりハムパパが大人買いをしてますが)。
でも、今回、全巻買ってしまいました。
でもって、即感情移入。
そうか~!私もまだ本気出してないだけだったんだ~!
「今の私はまだ本気出してないから」と私。
「いつ本気だすの!今でしょ!」とハムパパ。
まぁ、いつか、本気だしますわ・・・・気が向いたら。だって、今までだって本気出さなくてもなんとか生きてこれたんだもん(全く努力をせずに運だけで生きてこれてます)
さておき、本です。
これは堤真一さん主演の映画の原作です。漫画を読む前までは別に堤真一さん、演技うまいし~いいやん。と思っていたのですが、漫画本を読んだらビジュアル的に違うんですよねぇ。
もっと、小汚いデブったおっさんが主人公なんですよね。でもって、バツイチで自分の父親と娘と暮らしているんですが、40歳にして、突如、「漫画家になる~!」と言って、会社を辞めてしまうわけです。なんかどっかでこういうの見たことある・・・・と思ったら、私でした~!漫画家ではありませんが、結構、後先考えずに会社辞めてました。私の場合、30歳でしたけど。ビジュアル的にはこの主人公みたいに小汚い不細工なんで、なんか自分の話みたいです。
私は全く、本気だしてませんが、この主人公は結構、本気出してたりします。「本気出してないだけ」といいつつ、努力されてます。
バイトして、一応、家族を養って、漫画を描いて、ちょっと息抜きに風俗いったら実の娘が働いていたりして・・・・実際ありそうな話です。
最後はその娘の視点で書かれるんですけど、もうね、最後の方は涙しちゃいますよ。
「本気出してないだけ~」ではないんですよ。ものすごくいい話です。
映画はどうなんでしょうか?
そして、そろそろ私も本気だすか?←何にやねんっ!
俺はまだ本気出してないだけ コミック 1-5巻 セット (IKKI COMIX)
- 作者: 青野 春秋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: コミック
たまには本でも読んでみよう 何?このラスト!な雲の階段 [読み物]
ドラマ版の雲の階段が昨日最終回を迎えました。
ドラマが始まる前に一応、原作本も読んでいたのですが、原作本も「なんじゃこりゃ!」なラストでしたが、ドラマの方も「なんじゃこりゃ!」なラストなような気がします。
原作を変えすぎ~!
ドラマが終わってしまったので、原作本のネタバレをば。
そもそもこの本の原作が渡辺淳一先生なので、読む前はエロテイストなのかと思っていたのですが、無資格医の話で、結構まじめな話で、びっくり(すみません、愛ルケ、失楽園とかの作者なんですもん・・・・)
しかーし、ラストでこれまたびっくり。
原作の最後はバレそうに(バレてる?)なるので、逃げる訳ですよ、海外逃亡で話は終わり。何の解決にもなってへんやんかーーーー。でもって、そんなに上手くいかんでしょ。
しかーし、ドラマのラストでもびっくり。
バーを一緒にやってた昔の同僚を金で黙らせても、そんなの一時のことなのにその後話に出ず。薬剤師の高岡さん(萩原さんね)が最終回にはものすごくいい人にかわってたりするし。アンタ!明子のこと、めちゃくちゃ好きやったんちゃうんかいな。で、嫉妬でいろいろやってたんちゃうんかいな。
亜希子、前の婚約者とくっつくの?え?
そして、最大のなぞは内藤さん。院長です。なぜ、いきなり出所したばかりの三郎(長谷川さん)を刺すわけ?「お前は俺なんだ」とかいいながら。
刺すシーンて必要なんですか?
でもって、三郎は死んでしまったの?最後の南の島のシーンは夢?
原作のラストもモヤモヤ感たっぷりでしたが、ドラマもモヤモヤ・・・・・むむむ。
でも、ドラマと原作は別物です。原作も途中まではいいので(個人的に。どうしてもラストがいただけません)読むのもいいかと思います。
あと、ドラマ、歌がやかましいんですけど・・・・振り返れば奴がいるですか?これは・・・・・はぁ。
B’zの歌はいいんですけど。刺されるところからはいらんでしょ・・・・・・まさしく振り返れば奴がいるでした・・・・
B'z The Best XXV 1988-1998(初回限定盤)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: バーミリオンレコード
- 発売日: 2013/06/12
- メディア: CD
B'z The Best XXV 1999-2012(初回限定盤)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: バーミリオンレコード
- 発売日: 2013/06/12
- メディア: CD
ベスト版、いい感じです。個人的には1988からのが好きです。
それは私のおいなりさんだ! 変態仮面 [読み物]
それは私のおいなりさんだっ!のセリフで有名な「変態仮面」が映画化されるそうな。
ちなみに原作は「究極!変態仮面」です。単行本買うのも恥ずかしいタイトルだと思うのに映画って。
誰が見るんですか・・・・というか、恥ずかしくて見に行けないと思うのですが。こういうのって、深夜ドラマ枠だと思いきり見れるんですけど。
安心してくださいっ。映画は「HK 変態仮面」です。HKだけで買えちゃいます!ってことですか?まぁ、「映画HK、大人1枚」っていえますけど・・・・・うーん。
でもって、「小栗旬」という名前がニュースにのっていたので、あの主人公色丞狂介(しきじょうきょうすけ)役をオグリシュがっ!!と思ったのですが、脚本にちょこっと参加しただけのよう。この変態仮面やってくれたら見直したのに。「荒川サンダーブリッジ」で河童役やってたんならできるでしょ。ちょっと網タイツにパンツかぶるくらい・・・・・いや、できないか。
山田孝之さんでも「勇者ヨシヒコ」を恥ずかしげもなくやってるんだぞっ!←イタイだけで恥ずかしくはないか?
主人公狂介役は鈴木亮平さん。結構、イケメン枠のはずなんですが・・・・・映画のポスターには「愛子ちゃん、どうか俺の闘う姿を見ないで欲しい」というキャッチコピーが。
たしかに見られたくはないわな・・・・・。
どうか、鈴木亮平さん、この映画以外にもヒットに恵まれますように、です。でないと、代表作「変態仮面」になってしまいます。主演ですし。かわいそすぎます。
漫画は当時、弟がジャンプを買っていたこともあり、読んでました。その当時のジャンプって最高だった気がします。ドラゴンボールありましたし。多分、スラムダンクもやってたような。
刑事とSMの女王の間に生まれた狂介(もっと違う字あるやん、と思う。狂ってるだし)は、父親譲りの正義感から悪に立ち向かう、という、まぁありふれたストーリーなんですが、銀行強盗に遭遇したときに仲間に化けて犯人をつかまえようとマスクをかぶる・・・・はずが、パンティをかぶってしまい・・・・(実際にはありえないけど)、SM女王の母親の遺伝子覚醒!その後、変態仮面となって、正義のために闘うストーリーなんです。
変態ゆえに変態な技もどんどん出てきます。「それは私のおいなりさんだ」はそのうちのひとつの技をかけるときのセリフなんですけど、流行そうですね。
映画では、やるのかなぁ・・・・・というか、漫画なので変態技できますけど、CGでもキツイ気がします。ちょっと見てみたい気がしますが、映画館では見たくない。地上波でやるのを待つ・・・?地上波でできるのかな・・・・むむむ。
とりあえず、まだの人は漫画を大人買いです。
私、実家に行って、読みたくなりました(多分、あったような気がする)。今もそうですが、昔も(今よりまして)ヲタク道をひた走ってましたので、あると思います。90年代、ものすごい量の漫画読んでた気がします。少年漫画も少女漫画も。そんなことしてるからドアホなんですけども。
ちなみに映画の監督は勇者ヨシヒコの福田雄一さんです。ヨシヒコも何気に好きでした~深夜ドラマなので、思い切り見れたのに。
勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 DVD BOX(購入者イベント応募抽選券付初回限定版)
- 出版社/メーカー: 東宝
- メディア: DVD
たまには本でも読んでみよう 「最も遠い銀河」 [読み物]
最近、ドラマであった「最も遠い銀河」。
2夜連続はさすがにきつい。ハム太郎を寝かしつけてる間に10時前やんっ!今から無理か?ということで原作を読んでみました。
光が生まれる朝は誰にも平等なのだ。だけど、日が昇るにつれて世の中は不平等になってゆく。この世の中はその繰り返しなのだ。
ヒロインの一人の李京愛さんが言うセリフなんですが、その一言ですかね。不平等すぎるやろ~!!
生まれたときから不幸やん。それがどんどん不幸の連鎖状態やん。主人公、あまりにもかわいそうすぎや~。と読み進むにつれて思ってしまいました。
あらすじは、私の解釈がかなり入りますが。
小さいときに貧しくて不幸だった主人公晴之は、大検を受けてがんばって建築家になって、社会的にも認められようとしてたわけです。
ある時、小樽で身元不明の女性の死体があがるんです。でもって、その死体にものすごく興味をいだいた退職した刑事が「仏さんの身元を割り出してやらんと」とかいって、退職してるくせにその事件を探っていくわけです。そっとしておいてやろうよ、レ・ミゼの警部といい(なぜそんなにジャンバルジャンを追いかけるのか)、なんでそんな余計なことするかな・・・・・。
その死体は晴之が昔、兄弟同様に貧しい中一緒に育って、愛していた美里という女性。その女性は晴之が成功するように水商売をしてまで助けていたのですが、その美里をヤク漬けにして、ぼろぼろにしたのが大企業の御曹司の淳介。白血病を患っていた美里は、ヤクにより死期を早め、死ぬ間際に「海に埋葬して」みたいに言うわけです、晴之に。そんなん罪になろうが、愛する人のためなら、遺言なら海に沈めてしまいますよね。でも、愛してるがゆえに錘つけて、裸にして身元わからんよーにするべ!てな訳ではなく、自分とおそろいの「テッポウユリ」のペンダントだけを身につけて海に沈めちゃうんですよね。もちろん、晴之はその片方のペンダントをいつも身につけてます。
「きっと社会的に抹殺してやるぜ!憎むべし!」と淳介のことをいつもおもっていたりするんですけど、そんな中、その実の妹の茜が美里にうり二つ。愛してしまうんです。そりゃ、死んじゃった恋人にそっくりで、かつ、性格もいい人が現れたら愛すると思います。というか、茜本人が好きなのか美里として好きなのか、どーなのか。
もう一人、晴之のことをずっと愛してた人が、李京愛というペンダントをつくった女性。この人の愛情ってすごいです。もうね、この人にはかなわないんじゃないか?と思うくらい。「私が勝手に好きなので、あなたに迷惑はかけません」と。いくら命の恩人(経済的に)とはいえ、盲目的に好きなわけです。この人が一番強いかも。最後に女の子を連れてきますけど、きっとその子は晴之との子供でしょ?という描写もありますし。美里よりも茜よりもこの人が一番晴之を愛してたんじゃないかと。
こんな状態の中で、淳介が晴之の友達のヤクザによって殺されたり、友人が自殺したり、これでもかっていうくらい人が死にます。そんなに死ななくてもいいんじゃないか?と思うくらい死んでしまいます。最後は、別に自殺せんでもええやん、と思うのですが、主人公まで自殺してしまいます。
なんか、生まれが不幸ならずっと不幸やん、という感じです。松本清張さんの小説もなんか生まれが不幸ならどんだけがんばっても不幸から抜け出れないやん、と思うのですが、この白川道さんの小説もそんな感じです。
なんかどっかでみた感じのテイストだわ、と思っていたら、「天国への階段」と同じ作者でした。天国への・・・は韓国ドラマではなく、昔、佐藤浩市さん主演で日テレでドラマ化してました。その時には話云々よりもヒロインの少女時代の宮本真希さんが色ぽい~、しかし、佐藤浩市さんの少年時代の橋さんがあまりにも・・・てな感じしかなかったのですが。
結構、長いので、DVDになってから見た方がいいかもしれません・・・・。