平成恋活白書:理由のある男 その4 [恋バナ]
世の中ではネットで知り合って・・・の34歳の結婚詐欺の女性が毎日ニュースでやってますが、この時代はそんなにネットも普及していない(いつの時代や!何歳やねん)頃のことです。
今みたいにネットも携帯もそんなになくて(ポケベル時代です)、知り合うというと会社になるわけなのです。
さて、そんな独身で男前(イケメンではなく、古風な男前系でした)なEさん。女性がほうっておくわけがないのです。そして、選り取りみどりな状態です。
「猫ごはん~!せっかく同じ部署やのに、いっとかな」とは同僚のおじちゃん’ず。
「いやぁ、あまりにも男前すぎて。私はやっぱり〇〇さん(おじちゃん’ずの一人)のがしゃべりやすいです」
「それって、誉めてへんやんけ」
・・・・・・誉めたつもりでしたが、そうですよね。ごめんなさい。
そんな誰からも注目度ナンバー1のEさんが、誘ってきた相手は私の友達でした。もちろん、私の友達、めちゃくちゃキレイです。松雪さんに似ている女性です。
その松雪ちゃん(友達ね)からEさんのことを聞かれました。
何でも、毎晩電話がかかり、最初はちょっとよくわからない人なので「風邪気味なんで」とやんわり話ししたくない旨を伝えると、翌朝にはメールに「風邪のはじめに効くらしいから」といってメッセージつきのお茶やら、キャンディーなんかが入っているらしいのです。
めちゃ、マメやん。男前な上にマメやん。モテないわけがないやん。
でも付き合ってほしいとも何も言わないらしいのです。
なぜ?
もしかして、もうすでに付き合っている気なんでしょうか?
松雪ちゃんには彼氏がいました(そりゃ、かわいいんでいるでしょう)。でもって、どうすればいいのかわからない、と贅沢な悩みで悩んではりました。
それを私に聞かれても~。自虐的なことなら経験ありますが、そんな経験ありません。
でも、事態は思わぬ方向に行くのでした。
コメント 0