平成恋活白書:曲げられる女 その1 [恋バナ]
ドラマでは「曲げられない女」がやってますが、今回は恋愛をするたびに曲がる女友達の話をば。
相手によって自分をかえられる女性は男性にとっていいのか、悪いのか・・・・男性でないのでわかりませんが。ただ一つ、いえることは、ものすごく不思議な彼女でした。
彼女は美人女優の吉瀬美智子さん似のとてもきれいな人です。なので、そのままいても男性から言い寄ってくれるのですが、彼女、なぜか、異常なくらい個性的というか、はっきり言って、男性を見る目がないのです。
昔、宮本輝さん(だったと思う)が、小説の中で「美人はちやほやされるのが当たり前だから、結果、男を見る目がなくなる」みたいなことを書かれていましたが、その通りで、なぜこの人?というような人ばっかりと付き合うのです。
ある日、彼女を見ると「釣りバカ日誌」の浜ちゃんのような格好をして会社に来られました。なんでも、会社終わってから彼氏と釣りに行くのだそうです。会社はオフィス街にある普通の会社です。工場とかならまだしも。制服もありません。ベストに帽子、そして、長靴。なんの罰ゲームですか?といった格好です。
「吉瀬ちゃん(仮名)、その格好は・・・・・」と一同絶句。
「ああ、夜から彼氏と釣りに行くんです」
・・・・・・・・・・・・・・一度、家に帰って着替えてから行ったらいいやん。
「ちょっと、浮くかなぁ、と思ったんですけど、彼氏の家に迎えに行かないといけなくて、時間なくて」と吉瀬ちゃんはさらっと言ってのけました。
「彼氏の家?」
「そうなんです。彼氏、漫画家の卵なんでいつも家にいるんです」
そりゃ、漫画は外ではかけないと思いますけど。でも、なぜに釣り?釣り漫画でも書こうと思っているの?
いつも家にいるなら、彼氏が彼女の家に迎えにきてあげたらいいと思うのですが。いくら何でもその格好で電車乗ってきた勇気がすごいです。
「釣り漫画でも描くの?」
「うーん、どうなんでしょうか?というか、まず日本語を書くことから練習しないといけないんですよねぇ」
そして、彼女はまた驚くべき発言をしてしまうのです。
「あ、彼氏、ニュージーランド生まれの中国人なんです」
・・・・・・・・・・・・・・はい?
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