たまには本でも読んでみよう:おそろし 宮部みゆき [読み物]
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,785 円
「ひとつ悪いことがあっても、それがどんな悪いことでも、だからってみんな駄目になるわけじゃございません」
一応、ホラー物になってはいるんですが、さすが宮部みゆき先生です、いい文章でしょ。
そうなんですよねー、一つ悪いことがおこっても、そのほかのものが全部駄目になるわけじゃないんですよねぇ。
ま、何の悪いことも起こっていない、運だけの私が言うことではないのですが。
世の中にはこれでもか!というくらいに大変なことが起こってくる人っているんですよね。どうして、この人ばっかりこんな目にあってしまうんだろ?と思うくらい。
この本は「家の光」で連載されていて、よく行く温泉になぜか「家の光」がおいてあったので、毎月毎月読んでました。
で、何で今さら、「おそろし」なのかっていうと、「猫ごはんはいいよなぁ。何の努力も苦労もなく、毎日ダラダラ暮らしてて、幸せやんなぁ」といわれる方がいたので。でもって、そこから延々と自分の苦労話を話され、最後に「猫ごはんにはわからんねん、幸せやもん」という言葉で締めくくられました。
毎日楽しいし、努力らしいこともしてないので、否定できません。で、その時になぜか「おそろし」を思い出したので、読み返してみました(もちろん、本でですよ)。
話を聞いてあげるだけで、何もできませんでした。上の言葉を言ってあげればよかったなぁ、とちと反省してます(というか、忘れてたよ、その言葉)
「おそろし」、お話としてもおもしろいので読んでみてくださいね。
コメント 0