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話題の本を読んでみた:白夜行 東野圭吾 [読み物]

 ずっと前にTBSでドラマ化された「白夜行」が今度は映画になるそうな。

 東野圭吾さんの原作です。でも今やってる「新参者」の加賀恭一郎シリーズとは違って、ものすごく重いです。読んでて「重すぎ」と思うくらい重いです。

 あらすじは、一言で言うと、被害者の息子と加害者の娘の恋愛ストーリーです。大阪で質屋が殺されてしますところからはじまります。で、何人も犯人と思われる人がでてくるのですが、これ!といった証拠もなくて、迷宮入します。でも、なぜか「俺はこの犯人を捕まえる!たとえ時効が過ぎても」みたいな熱血な刑事さんがいたりするんですよね。でないと、話にならないんですけど。

 でもって、質屋の息子桐原くんと、何人かいた容疑者の一人の娘雪穂ちゃんのラブストーリーな訳です。

 それってもしかして、被害者と加害者の子供の許されない恋?だと思うでしょ。そんなにうすぺっらくありません。

 ドラマでされていたので、少しだけネタばれ。

 実は、質屋はとってもいいお父さんではあったけど、少女買春をしていたわけで、買われていたのが雪穂ちゃん。雪穂ちゃん家はとっても貧しくて(時代は1970年代です)、雪穂ちゃんの体売って食べていた?といっても過言ではない状態だったんです。今では考えられないですけども。偶然、その現場を見てしまった桐原くんは、雪穂ちゃんを助けるためにお父さんを・・・・・・でもって、雪穂ちゃんは、恐ろしいことにお母さんを自殺にみせかけて・・・・・。怖すぎです。

 そして大人になって、このことは誰にもいえない秘密で、事件は迷宮入りしていて、もう、二人には何も怖いことはないはずだったのですが・・・・・桐原くん、あの事件のことで弱みを握られてしまって、悪事に手を染めてます。犯罪はそんなに上手くはいかないのです。

 で、雪穂ちゃんも養女になって、順風満帆のはずなのに・・・・・・この二人を軸に「これでもかっ」っていうくらい周りの人も振り回されて不幸になっていきます。

 結構、長い本なのですが、最後を知っていても読み進んでしまいます。

 映画化は雪穂ちゃんは「堀北真希」ちゃん。そして、しつこい刑事(この人さえいなかったらこんな結末にならんかったのに・・・と思う)の笹垣刑事に船越さんです。

 ドラマとは話が少し違うのでしょうか?

 ドラマはこちら。

 ドラマでは雪穂ちゃんは綾瀬はるかちゃんで、桐原くんは山田孝之くんでした。笹垣刑事はなぜか武田鉄也さんでした。

 


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