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たまには本でも読んでみよう:スターバト・マーテル  篠田節子 [読み物]

 結構好きな作家さんの一人の「篠田節子」さん。
 この人の文章って「わかるー」と思ってしまうんですよね。
 この本はスターバト・マーテルの他にあと1作あります。「エメラルド・アイランド」です。このエメラルド・アイランドのが私にはわかりやすかったです。
 しかし会ったとたんに惚れた。美人だからだ。なんだかんだいって、男が惚れるのは性格じゃない。気だての良いブスより、性格の悪い美人だ。
 こんなセリフを作中の男の人は言ったりします。「そんなことないよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはあなたが美人だからだと思います。不細工代表(勝手に)の私に言わせると「そのとおり」なセリフなんです。わかります。気だてなんて、一緒に暮らしてみないとわからんのです。惚れるのなんて、内側よりも外側からだと思うので、これはあたってます。
 でも、これはあくまで「惚れる」であって、一目惚れみたいな感じです。だんだんすきになっていった、という場合は内面がすきになることなので、外ばかり言ってる人はダメダメです。
 付き合っていくうちに気立てのいいブスの方がよかったりします(きっと)。でないと、私みたいなブスはどーすりゃいい訳?ただいじけてろって?んな訳ないです。
 もうね、実際にありそうなセリフが結構出てくるので、好きなんです。
 
 余談になりますが、私しゃ、言われたこともありますし。「猫ごはんはものすごいいい人やのに、外見がアカンからなぁ」と。親からは「アンタ不細工やから、整形した方がいいんちゃう?」とも言われたことありますし。親が子に向かって「不細工」というのはよほどの不細工でしょ。
 これでも生きてますよー。不細工として。不細工は楽ですよー。これ以上不細工になることないので、例えばちょっと髪型変えただけでも誉めてもらえます。「ちょっとはマシになったやん」とかね。自虐ネタで笑いまでとれます。不細工バンザーイ。
 さておき、この篠田節子さん。スターバト・マーテルのほかのおすすめ本はこちら。
 これは、是非、男の人に読んでいただきたいかも。超エリートな妻に普通の夫の物語なんですけど、男の人には理解できないかもしれません。でも、女の人から見たら、ものすごくよくわかる話だったりするんです。さすが!です。
 

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