ホントにあったイタイ話:ブログって [体験記]
先日、バイト先の社長から電話がかかってきました。
まぁ、2月ですから決算の件で、もうそろそろかかってくるとは思っていたのですが(いつも3月間近、決算間近なのですが)、用件はそれではありませんでした。
「もう忙しくて、忙しくて」
電話に出た途端、そういう言葉。普通は「今、ちょっと電話しててもいいの?」みたいに聞くと思うのですが。私はアナタの家族じゃないですけど・・・・
「よかったですねぇ」
こういう言葉しか返事できません。
「猫ごはんも忙しいの?」
「ぼちぼちですけど、何か?決算のバイトの話ですか?」
夕飯前の6時半すぎ。ご飯を作っている最中です。
「違うやん。忙しいのか聞いてんねん」
・・・・・ぼちぼち、と答えましたけど。
「はい、忙しいです、何のご用なんですか?」
「僕のブログ、見れないくらい忙しいの?」
「え?読ませていただいてますけど」
「足跡とか拍手とか残してないやん。ホンマは読んでないんやろ?」
うざっ!ブログなんて自分の手記というか日記みたいなもんで、人に読め!と強要するもんでもないと思うのですが。で、拍手や足跡をきちんと残せと・・・・はぁ。
「読ませていただいてますけど。たしか、1月の15日くらいに書かれた分までですけど」
「ほな、読んでるんや。てっきり、拍手ないから、読んでへんのかと思ったわ」
だーかーらー・・・・・ブログを読め!と強要するもんではないと思いますけど。
「何書いてあったか、要約できる?」
「え?」
「僕、いいこと書いてるねん。経済の話をきっちりわかり易く書いてるやん。だから、どのくらい理解してんのかと思って」
夕飯の準備で忙しい時になぜ人のブログの要約をしないといけないのか、そもそもわかりやすく書いている、とご自分で言われているのですが、めちゃくちゃブログが長いのです。もうね、5話くらいに切ってください、と思うくらい長い。それが1話で書かれているのです。これって、アカンでしょ。まぁ、ブログは自己満足なものだと思うのですが。
「すみません、要約できるように、きちんと読んで、メールで要約文送ります。夕飯作ってる最中なので、忙しいので、電話切ってもいいですか?」
「ま、メールで要約文とかはいいわ。そもそも、経済っていうのはなー、猫ごはん・・・・」
そして、電話を切ってもいいですか?という私を無視してしゃべること1時間半。マックスウエーバーだの、ドラッカーを延々としゃべってくださったのでした。
・・・・ホントは忙しくないんちゃうの?と思う私を無視して。最後の方には携帯電話を少し横に置きながらご飯作ってました。はははは。それでもわからずしゃべるバイトの社長。脱帽です。
最後に「あ、決算の書類、また送るから。大至急で送り返して」という言葉を残して。
まーた、ギリギリになって書類が送られてきて、めちゃくちゃ大急ぎで決算書類を作ることになるのかと思うと、うんざりな猫ごはんでした。
その日の夕飯は「お豆腐」づくしでした。
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