平成恋活白書:離婚したがる女 その3 [恋バナ]
お茶を飲みながら、というか、「本当に昼ごはん食べてきたの?」というくらいの勢いでお茶菓子を食べ、お茶を飲み、かつ、しゃべるS子さん。
仕方ないのと、ちょうど「春のパン祭り」が始まったばかりで、点数を集めていることもあり、パンがあったので、とりあえずホットサンドっぽいのを作って出してみました。
「わぁ、すごいっ!こんな短時間で作れるんですねぇ」と大喜びなS子さん。喜んでもらえてうれしいのですが、なんか違うような気がするのは私だけ?
「すごいですねぇ、猫ごはんさんは。料理好きなんですか?」とS子さん
・・・・というか、パンに卵やハム、チーズやらをはさんだだけなんですけども・・・・・・
「私は、料理大嫌いなんです。だからそんなに作りません」とS子さん。
ちなみにこのセリフがいえるのは美人や可愛い人だけだと私は思ってます。私のような不細工がそんなこと言おうものなら・・・・・。さすが滝沢沙織さん似だけあるS子さんです。
私が何も言わないうちに、ダンナさまのグチが始まりました。
「料理嫌いなの、結婚前から知ってるくせに、休日の昼ご飯まで作れ!っていうんですよ。どう思います?」
「それ、普通かと思うけど」
「いーえ!!だって、結婚前は外食でもいいって言ってたんですよ。私、外食の方がすきなんで、休日は外食するって決めてるのに」
いくら外食がすきだからって、毎週毎週、昼も夜も外食という訳にもいかない気しますが。
「で、結局、お昼ご飯は作ってるの?」
「作りませんよー、休日は外食ですよ、そんなの」
「夜も?」
「夜も外食が多いですけど、でもねー、結婚前は外食好きやから外食でいいわ、て言ってたんですよ。約束違いますやん」
・・・・・だんだん、私の友達のダンナさまがかわいそうに思えてきました。外食ばっかりはさすがに嫌だと思うのです。私がそんなに外食がすきではないのもありますが。結婚前はこんなにきれいな人をGETするために多少は我慢してはったと思うのですが、結婚してしまえば、やはり地は出てくるものです。
料理は生きてることの基本ですから、上手いにこしたことはありません。男性の胃袋をつかむには、やはり料理です(という割りには、結構、料理下手ですが)
ホットサンドメーカーを衝動買いしたのですが、結構、便利です。なんか、ただのサンドイッチなのですが、上等?に見えます。
私はこれを買いました。これはすごくいいですよー。ホットサンドの型もワッフルの型も焼きおにぎりの型もついてます。
ホットサンドしか使わないという方はこれでもいいかと思います。安いですもん。
電気なので、こげすぎることもないですし。
平成恋活白書:離婚したがる女 その2 [恋バナ]
さて、S子さんが家にやってきました。時刻は1時すぎです。
一応、お茶の用意はしていたのですが、微妙な時間です。昼ごはんはすましてこられたのか?とか、もし「まだなんです」と言われたら、何か作った方がいいのか?とかぐるぐる考えてしまいました。なぜなら、S子さんとは面識がほとんどないのです。だんな様と友人とはいっても、異性の友達を結婚式なんかには呼びませんし、話をするのも2回目くらいなのです。
聞いてみると「あ、ご心配なく。昼ごはんは11時くらいにスナック菓子食べましたから」とS子さん。
スナック菓子が昼ごはんですか・・・・・・そーですか。いえ、いいんですけどもね。
一応、お茶菓子類は机の上に出して、私はお茶を入れるために台所にいたのですが、「あ、これ食べていいですか?甘いもの大好きなんです」と早速、食べ始められました。前にいきなり家にこられた上司の娘さんと同じ展開?
紅茶を入れて、ケーキも用意していたので(たいしたものではないのですが)、ケーキも出して、さて相談開始です。
「あ、もう用事すみました?」とS子さん
アナタのためにお茶入れてたんですけど。やはり、前の上司の娘と同じなのか?世間一般ではこれが当たり前なのか?
「離婚なんて、結婚して3年?2年くらいしかたってないんじゃないっけ?」
「今年で3年ですけど、結婚した当時と〇〇(だんな様)が全然違うんです。だまされたって感じで」
「はぁ、一体どんなところが?」
そういう風に言うと、S子さんは、めちゃくちゃしゃべり出しました。でも、悲しいかな、私には、ダンナさまの行動が当たり前に思えて仕方なかったりするのです。
しゃべっている間にS子さんはお茶を飲み終え、「カップがかわいい」といいながら、カップの裏を見る行動に。人の家でそういう事しちゃアカンでしょ・・・・・・
ちなみにS子さんに出したカップはこの下のもの。何度目かの会社を退職するときにとある人からいただきました。しかも1客。「猫ごはんはまだまだ結婚しなさそうやから、1客ね」という言葉とともに。
この有名なワイルドストロベリーは、実家にあったので、勝手に持ってきたのですが、洗うときに落として、今はお皿のみ・・・・・買わないと。
平成恋活白書:離婚したがる女 その1 [恋バナ]
自称「負け犬芸人キャラ」の私ですが、なぜか、相談を受けることが多々あります。
恋愛のことならまだいいのですが、この間は、離婚の相談まで受けてしまいました。
なので、恋活ではないのかもしれませんが、「どうして結婚されたのか不思議」(負け犬の私をもってしても)だったので、ブログに書いてみました。今回は悪い?見本です。
発端は1通のメールでした。女優さんでいうと「滝沢沙織」さん似のS子さんからでした。
「〇〇(S子さんのダンナさま)と離婚したいと思ってます。〇〇からも離婚を迫られてます。でも、条件がどうしても合わないので、どうしたらいいのか困ってます。アドバイスください」
こんなメールが夜中にくると、さすがにびっくりします。ちなみにS子さんとは顔見知り程度で、私が友達なのはS子さんのダンナさまの方なのです。
「で、一体なぜ離婚したいの?それよりもなんで私に相談しにくるの?」とS子さん(仮名)に聞いてみました。
「だって、猫ごはんさんって、うちの主人の友達ですし、なんか人生経験多そうだし、友人多そうだし、いろいろ知ってそうだし」
・・・・・・・・・・普通、ダンナさまの友達(それも同性)に相談することない気がしますけど。人生経験、そんなに豊富ではないです(負け犬ですし)、友人は多いとは思いますが、皆さんが私を助けてくれているので、私が助けるってことないんですけど。離婚してる友達もほぼいませんけど。
「まぁ・・・・・人生経験も豊富じゃないし、周りで離婚してる人なんていないし、アドバイスできないけど、人に聞いてもらってすっきりするなら、言えば?」と言ってみました。
離婚する!離婚したい!と騒ぐ人って、結局、離婚なんてしたくないんだと私自身は思ってます。で、話を聞いてあげれば、すっきりして、離婚話もなくなるのかと思ったのですが・・・・・甘かったようです。
そして、メールや電話では無理だというので、S子さんはうちに来ることになったのです。
このごろ、なんかやたらに訪問者が多いのはなぜなのでしょうか?余談ですが、人がうちにくるのは大歓迎なのですが、人が来るとなると、大掃除をしないといけないわけです(毎日キレイだと慌てなくてもいいのですが)。お茶の準備、お茶菓子の準備とかもしないといけませんし。
どうしても間に合わない場合は、通すところとトイレだけでもキレイにするのがベストです。
私の場合、物が捨てられずに多いので、最悪の場合、籐製の収納ボックスの中に入れてます。でもって、上からクロス(かわいい布)とかぬいぐるみとか置いてカモフラージュしてます。何とかなるんですよ、これ。
平成恋活白書:天真爛漫な女 その5 [恋バナ]
枕?なぜに枕?
当惑する私をよそにR子さんは言いました。
「私ねー、ゴロゴロするのが好きな人なんですよー」と。
いや、いくらゴロゴロするのが好きでも、人の家です。そして、初めての家です、彼氏とか友達とかの家ではないのですが。いくら何でも天真爛漫すぎるのでは?
「あ、枕なかったら、クッションでもいいですけど」
そういう問題ではないでしょうが。
R子さん、顔はめちゃくちゃ可愛いです。ゆうこりんみたいに可愛いです。が、皆さん嫌になられるというのはこういうところが問題なのではないでしょうか?
彼女でも、初めて部屋に呼んでドキドキなのにお茶菓子出せ、だの、ゴロゴロしたい、といわれると「どうなの?」と思ってしまいます。
20代前半だとまだ「可愛いから許す!」と許されたのかもしれませんが、30代前半にもなると許されない気がします。それとも「そういう天然なところが可愛い」という人もいるのかもしれませんが。
結局、R子さんはゴロゴロするのが好き!と断言し、実行されました。
「あ、気にしないでくださいね。夕飯までには帰りますから」
・・・・・・当たり前やろっ!!!!!!
こうして、相談という相談もなく、ただゴロゴロしにきただけ、風邪をぶり返す為に来られたようなR子さんでした。
後日、元上司から連絡がありましたが、もれまた想像できないものでした。
「娘が猫ごはんのこと、気にいって、今度は枕持参で行くと言ってるけど、枕いいの、使ってないの?あげようか?」
・・・・・いりませんっ!来ないでくださいっ!
こうして、風邪でダウンしている間に変な人と知り合いになった猫ごはんでした。そして、今だに忘れた頃にメールが届きます。もうカンベンしてください・・・・・・
可愛いと何でも許される!と思っていたブサイクな私でも無理な人っているんだなぁ、とつくづく思うのでした。
平成恋活白書:天真爛漫な女 その4 [恋バナ]
お茶菓子とお茶を出し、R子さんの相談を聞く私。自分ながら、なぜ?という疑問がわくのですが、これで終わる!と思うと我慢です。なので、そんなに愛想よくして、また来られても困るので、とりあえずそこそこのもてなしにすることにしました。
それにR子さんからは、結構、要求があったりして(緑茶から紅茶に変更したり、和菓子から洋菓子に変更したり・・・・)。
「で、一体、私に何の相談なんですか?」
「彼氏のことなんですけど、この間”お前とはやっていけへん。お前が全くわからん”っていわれたんですよー。どう思います?」
・・・・・・彼氏の言いたいことはよーくわかります、わからないを通りこして、自分に素直すぎるやろっ!
「はぁ。でも、まだ彼氏のことが好きなんですか?」
「いえ、全然」
「は?」
「というか、そんなこと言われるのってありえないでしょ、普通。人ってわからないもんでしょー」
・・・・・多少、他人なのでわからないこともあるかと思いますが、アナタの場合は行動がすでにわからないんですよ・・・・・・。
「で、どうしたいわけですか?」
「どうしたいっていうか・・・・・なんか腹たったんでよねぇ。私を嫌うなんて」
・・・・・・この状況を見る限り、好きにはなれませんが。
「しかもですよー。大体、つきあった人がみんなそんな風に言うんですよ。最初は、不思議なところが魅力やったけど、だんだんキツクなってきた、とかって」
よーくわかります。ものすごくよくわかります。
「まぁ、そういう人はほうっておいて、違う人とつきあわはったらいいんちゃいます?だってR子さんはとてもかわいいから、大丈夫ですよ」
別にこれといった相談でもないですし、何もいいようがありません。
「そうですよねー」
R子さん、めげません。というか、何しに来たわけですか?
そして、R子さんはまたもや、おそるべき行動に出るのです・・・・・・
「あのー、枕かしてもらえます?」
枕??
ちなみに枕、お昼寝用とマジ寝用があります・・・・・テレビ見ながらうとうとの場合は下の枕使ってます。